日本人の5人に1人は、
「寝付きが悪い」「夜中に何度も起きる」「起きたときによく眠れたと思えない」
といった、睡眠の問題を抱えています。
※厚生労働省 e-ヘルスネットより
不眠の症状で心療内科に行くと、
睡眠改善のためにと睡眠薬が処方されます。
ところが、そこには大きな落とし穴があります。
とあるAさんのケースを例に挙げてみます。
[Aさん]
20代後半 女性
仕事が忙しく上司と折り合いがよくない。
寝つきが悪く眠るまでに時間がかかる(入眠困難)
夜中に目が覚めて寝直すまでに時間がかかる(中途覚醒)
そのまま朝になってもう眠れない(早朝覚醒)
日中の強い眠気で仕事に支障が出てきたため、心療内科の受診を決意
心療内科に行くと、
「寝つきを良くする睡眠導入剤です。
睡眠が改善したら服用をやめましょう」
と、説明されマイスリーを処方されました。
シートには「ゾルピデム」と書かれています。
この薬の商品名は「マイスリー」
ジェネリック医薬品の場合は名前に「ゾルピデム酒石酸塩」とつきます。
最初のうちは、薬を服用すると寝付きが良くなり効果を実感します。
「眠れるようになって体調も良くなった。診察を受けてよかった」
しかし、飲み続けているうちに耐性が出来てしまい、
効果が持続せず中途覚醒が起こり始めます。