ブレスコーポレーションはひきこもり問題を解決し自立を支援します

ひきこもり支援と治療

ひきこもりとは

ひきこもり
「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」においてその定義は
“様々な要因の結果として社会的参加(就学、就労、家庭外での交遊など)を回避し、原則的には6ヵ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態(他者と交わらない形での外出をしていてもよい)を指す現象概念”
とされています。1)

このガイドラインの定義には続きがあり
“なお、ひきこもりは原則として統合失調症の陽性あるいは陰性症状に基づくひきこもり状態とは一線を画した非精神病性の現象とするが、実際には確定診断がなされる前の統合失調症が含まれている可能性は低くないことに留意すべきである。”
とあります。つまり、ひきこもり当事者の多くは精神疾患を抱えている可能性があるということです。

1)「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」(平成22年5月)(厚生労働科学研究でとりまとめ、主任研究者:齋藤万比古氏 国立国際医療研究センター国府台病院)

ひきこもり問題の現状

ひきこもりの状態となってから7年以上経つ当事者の割合が増えている

ひきこもりは、日本国内に100万人を上回る当事者がいるといわれています。小学校や中学校、高等学校で不登校を経験した方は、将来引きこもりになる可能性が高くなります。したがって20歳以上から7年以上ひきこもる当事者があらわれはじめます。

ひきこもりのきっかけで多いのは「退職したこと」「人間関係がうまくいかなかったこと」「職場になじめなかったこと」など2)で、社会に出て働くタイミングやあるいは働いている間にひきこもりに繋がるできごとが多く発生していると推測されます。

内閣府は2015年頃まで満15歳から満39歳までの者を対象にひきこもりの実態調査を実施していましたが、ひきこもりの状態となってから7年以上経つ者の割合が増加していることがわかり、青年期以降(40歳以上)も対象に調査するようになりました。

2)内閣府ホームページ.特集2 長期化するひきこもりの実態.令和元年版 子供・若者白書(全体版).https://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/r01honpen/s0_2.html

ひきこもり当事者は高い割合で何らかの精神障害を持っている

統合失調症、双極性障害、強迫性障害、発達障害、パニック障害、パーソナリティー障害などの精神障害で、診断と適切な治療が必要です。しかし、ひきこもりの対応は精神科医ではほとんど行っておらず、家庭訪問できる立場の学校の先生や保健所職員、ひきこもり地域支援センターの相談員、自立相談支援機関の支援相談員が行っています。

精神科医の多くがひきこもり当事者への対応をしてこなかった理由は

・ 生き方や人間性の問題としてとらえ、治療の対象としてこなかった。
・ 病院で受診する人を待つ立場である精神科医は、家から出てこないひきこもりの対応が物理的に無理であった。

と考えられます。わたしたちは、「始まりはあるがゴールがない」という精神科医の薬物療法3)だけではひきこもり問題の解決は難しいと感じています。とはいえ、医療機関への連携を抜きにした支援では、解決できない問題です。

これだけひきこもりの長期化が大きな社会問題になっていても、その構造について正しく理解できてない方が多く、従来のひきこもり支援に物足りなさを感じるのが現状です。

3)夏苅郁子.病院で聞けない話、診察室では見えない姿 精神科医療の「7つの不思議」.ライフサイエンス出版,2021,p224.

何もせず長期間家にいると脳にどのような悪影響が生じるのか

ひきこもり状態は脳を著しく衰えさせる

人間が人間らしくあるために「前頭前野」を衰えさせないことが大切です。前頭前野が衰えると、物忘れが増える、考えることが出来なくなる、すぐキレる、感情的になる、やる気の低下につながります。

ひきこもり状態は「前頭前野」を蝕み、著しく衰えさせます。なぜならひきこもり状態は
・ いつもと違う刺激がない
・ 人との関りがない
・ 笑うことがない
・ 運動をしない
・ いいところを探そうとしない
・ 叱られることがない
・ 思考が停止している
からです。
頭の中は「自分はもうだめだ」「自分なんて存在する価値がない」「自分にできることなんてない」「こうなったのは親が悪い」といった考えがグルグルと回っている状態です。

精神状態を可視化するとどのような説明が行えるか

長い間ひきこもると前頭前野が衰え、扁桃体に支配されてしまいます。すると、過度な防衛本能が働きます。
その結果、
・ 疑い深く被害妄想がひどい
・ 攻撃性が高い
・ 視野が狭く世界観がない
・ 自制心が低く感情を抑制できない
・ 活力が低く無気力である
・ 抑圧が高くストレス過多
・ 神経質になりキレやすい
といった精神状態となります。これは実際にひきこもりの方を精神測定した結果から明らかです。

こちらの測定結果は長く引きこもっている息子さんのご両親から連絡を受け、現場に駆けつけ、その場で精神測定した結果です。

引きこもりの方の特徴は、自傷他傷の恐れがあり攻撃性が高いことです。情緒は不安定で自制心はなく、意識が極端に内に向いています。

ほぼノイローゼ状態であり、大変危険な状態と言えます。

ゆえにひきこもりは何もせず家にいるという理由だけで、人間らしさが衰えてしまい、悲劇を生むといえるのではないでしょうか。

ひきこもりからの脱却に向けてわたしたちができること

ひきこもり支援=自立を目指して

じりつ【自立】とは

自分以外の援助なしで、または支配を受けずに、自分の力で物事をやっていくことを自立といいます。自立には3種類あります。
① 経済的な自立
② 精神的な自立
③ 社会的な自立
優先順位は②→①→③ まずは精神的な自立が必要です。

実家暮らしのままでは自立できません

実家にひきこもっていると家事やお金の援助を受けているケースが大半で、なかなか生活力が養われないからです。

ひきこもり脱却に向けてのロードマップ

1.ひきこもり支援団体(※第三者の介入)に依頼する

親からの遺伝と家族間の環境によりひきこもりマインドが形成されているので、ひきこもりの原因である親が問題を解決するのは物理的に困難です。

2.ひきこもり脱却とは「人生を変えること」であると理解する

言葉や意思ではなく行動が必要です。
a. 環境を変える
b. 引っ越しをする
c. 人間関係を変える
優先順位はb→a→c まずは実家を出ること(※出すこと)

3.家を出たらホームシックや甘えの感情が安定するまで(約1か月)は親と会うのは回避する

ご家族が自宅を留守に出来るかが成功のカギとなります。大変かもしれませんが、この期間にご家族の方には

a. 親戚や友人の家に身を寄せる
b. ウィークリーマンションを借りる
c. 引っ越す

などをお願いしております。

4.生き辛さの原因を分析する

a. 人間関係
→ 家族と自分の関係を第三者の視点で分析する。
b. 病気
→ 医療機関を受診して診断・治療につなげる。
c. 仕事での失敗
→ 働く上で必要な知識をつける。コミニュケーション能力を向上させる。

5.適職を見つける

a. 視野を広げる
b. ネガティブな思考の癖を治す。集団療法の実施。
c. 自己分析で強味や価値観を洗い出す。
d. 企業研修に参加し職場の環境に馴れる。

6.レクリエーションの実施

海や山、夏の日差しや冬の雪景色など自然を満喫する。自然の中で過ごす事によって得られるメリットは、心身のリラックス効果です。

7.前頭前野を鍛える

  • TMS磁気治療は、脳に直接的なアプローチしてシナプスの働きを整える治療方法です。脳の中の神経同士の結びつきが柔軟になることで、脳の本来持つ機能が回復されるといえます。結果として、気分が晴れたり、頭がすっきりしたり、不眠が解消されたり、意欲や興味が湧き上がってくる前向きな効果につながります。
  • 運動する習慣をつける。運動すると、脳内でBDNFタンパク質が記憶や思考に関する部位で活性化するため、頭の中がはっきりとするような感覚が得られます。
  • マインドフルネスは、過ぎ去った過去を手放し、将来への不安からも離れて「今、ここ」に意識を置くトレーニングです。集中力が増すことによって、脳波をコントロールできるようになり、心の安定と強さが得られる良い方法です。
  • 笑う・いいところを探す・叱られることも前頭前野を活性化させることが明らかになっています。
  • bluesky