その他の症状
その他病症(うつ、睡眠障害、発達障害)
うつ
うつ(うつ病)
うつ病は、気分が強く落ち込み憂うつになる、やる気が出ないなどの精神的な症状のほか、眠れない、疲れやすい、体がだるいといった身体的な症状が現れることのある病気で、気分障害*の一つです。気分障害は大きく「うつ病性障害」と「双極性障害(躁うつ病)」に分けられます。うつ病では気分が落ち込んだり、やる気がなくなったり、眠れなくなったりといったうつ状態だけがみられるため「単極性うつ病」とも呼ばれますが、一方の双極性障害はうつ状態と躁状態(軽躁状態)を繰り返す病気です。
*アメリカ精神医学会による「精神疾患の分類と診断の手引改訂第4版」(DSM-IV-TR)による分類です。
内向的思考で情緒が不安となり、活力(エネルギー)が底をつき自制心が働かない状態です。
ストレスの原因に心が怯えているため、攻撃性が高くなっています。
睡眠障害
睡眠障害とは、睡眠に何らかの問題がある状態をいいます。一口に「睡眠障害」といっても、その症状は人によって様々で「不眠症」「過眠症」「概日リズム睡眠障害」「睡眠呼吸障害」「身体疾患や精神疾患に合併した不眠」など様々な症状やや原因があります。
発達障害
発達障害者支援法において、「発達障害」は「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、その他これに類する脳機能障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」(発達障害者支援法における定義 第二条より)と定義されています。これらのタイプのうちどれにあたるのか、障害の種類を明確に分けて診断することは大変難しいとされています。障害ごとの特徴がそれぞれ少しずつ重なり合っている場合も多いからです。また、年齢や環境により目立つ症状が異なるため、診断された時期により、診断名が異なることもあります。
発達障害は脳の特性によって起こると考えられていて、ADHDの患者様に対しては、アトモキセチン等による薬物治療が一般的です。昨今、TMSによって薬物療法と同程度の治療効果を認めることが報告されており、また、アトモキセチンとTMSを併用することで、アトモキセチンやTMS単独よりも高い治療効果が認められることも報告されています。
当施設では、ご利用者様の状態に応じて最適な治療及び治療プログラムを提案させていただき、ご利用者様の自立及び就労のお役に立ちたいと日々研鑚を積んでおります。