①各評価要素についての説明
項目名 | 説明 |
攻撃性 | これが高い人は、他者に身体的・精神的な危害を加えようとする状態や興奮状態が高まっていることを示している。 |
ストレス | これが高い人は、精神的・肉体的に負担となる刺激や状況が高まっていることを示している。 |
疑心 | これが高い人は、人や物事を疑う感情が高いことを示している。 |
緊張 | これが高い人は、精神的に張りつめたり体がこわばった状況に置かれていることを示している。 |
安定性 | これが低い人は、精神的に不安定で測定中に気分が高まったり落ち込んだりを繰り返すような状態を示しています。 |
カリスマ性 | 安定性、活力、自制心の3つの評価要素をもとに計算された値で、これが高い人はリーダーシップや魅力、統率力が優れていることを示している。 |
活力 | これが高い人は、物事をなしとげる気力、活動の源として体内に保持する力が高いことを示している。 |
自制心 | これが低い人は、自分自身の感情や欲望をうまくコントロールできないことを示している。 |
抑圧 | 刺激に対する感情の反応を示しており、これが高い人は自身の感情を押し込めようとする意識が強いことを示している。 |
神経質 | 自分の振る舞いや周りの状況の細かいことが気になる感情を示しており、これが高い人はよく気が付く半面、こだわりすぎる傾向が高いことを示している。 |
②評価要素チャート
①の10個の評価要素の平均値を10角形のグラフで表示したものである。10個の評価要素が許容範囲の中間値(許容範囲の真ん中の値)を取っても正十角形にはならない。標準では左を向いた鳥の頭のような形をとる。
③感情分布チャート
項目名 | 説明 |
ポジティブ | 安定性、カリスマ性、活力、自制心 |
ネガティブ | 攻撃性、ストレス、緊張、疑心 |
生理的反応 | 抑圧、神経質 |
感情分布チャートの左側「M」の円グラフは、測定した1分間の平均値でポジティブ要素、ネガティブ要素、生理的反応要素の割合を示している。ポジティブ要素が半分以上を占め、残りの2要素が半分ずつなのが望ましい。
感情分布チャートの左側「Vi」の円グラフは、測定した1分間の各要素の振れ幅を表しており、ポジティブ要素が20%前後、残りの2要素が半分ずつなのが望ましい。ポジティブ要素が少なければ、測定した1分間でポジティブな気持ちがぶれていないことを示している。
④周波数のヒストグラム
Mf | 2.558 | S | 0.476 |
• Mf:1分間で測定した周波数の平均値(数値はHz)。緊張した状態やじっとした状態の場合は1Hz程度で、平均的な状態であれば2.5Hz、活動的な状態や興奮状態であれば4Hz程度となる。
• S:標準偏差で、この値が大きいとヒストグラムの山の形がなだらかになり、この値が小さいとヒストグラムの山の形が細くとがった形となる。
• ヒストグラムの形状:通常は上記ヒストグラムのように中心に山形のトップがあり両側にすそ野が広がる形となる。ヒストグラムの山のトップが中心より左側にある場合、疲労や倦怠や神経質などの状態にあるため、慎重な性格の人と言えるので、事務職、経理等の業務に向いている。ヒストグラムの山のトップが中心より右側にある場合、活力が高く興奮状態に近いので、営業職、経営者などに向いている。同じ人でも測定時の状態により、ヒストグラムの形状は異なる。
⑤精神的流動性・精神的基礎代謝
精神変化率 | 35-46.6 | Kcal/min | 4.4-4.8 |
• 縦軸:測定中の感情の変化を示す。目安として、
80-100:攻撃的、活動的
70-79:不安、緊張
40-69:通常の状態
20-39:安らぎ、平静
0-19:疲労、倦怠
• 横軸:測定中の消費エネルギーの推移を示す。
• 精神変化率:測定中の精神状態の変動範囲を示す。
• Kcal/min:測定中の消費エネルギーの変動範囲を示す。
• グラフの見方:グラフの中央部分で推移するのが望ましい。精神的に不安定な場合は、グラフが上下左右に大きく変動する。
⑥結果・外向性・情緒安定性
結果100%
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外向性
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58.2
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情緒安定性
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46.1
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• 結果:1分間撮影した映像の品質の事で品質テストの結果が表示されている。映像が暗い、顔のサイズが小さい、カメラに振動が出ている等のワーニングエラーが表示されている場合は100%にはならない。
• 外向性:社交性、活発、リーダーシップがある等の要素が多いと外向性の数値が上がる。控えめ、用心深い、従順等の要素が多いと外向性の数値が下がる。
• 情緒安定性:冷静、落ち着き、思慮深い等の要素が多いと数値が上がる。悲観的、気難しい、落ち着きがない等の要素が多いと数値が下がる。