アルコール依存症回復に向けての取組み

アルコール依存症とは

アルコールを一定量以上、長期的に飲み続けているうちに、様々な問題(身体的、社会的、人間関係)が起こってきます。にもかかわらず、お酒の飲み方(飲む量、飲むタイミング、飲む状況)を自分自身でコントロールできなくなり、飲酒をやめることができない状態になります。飲むのは良くないことだと理解していても、脳に異常が起きて飲むことをやめられなくなります。

アルコールは依存薬物の一種と考えるべき

アルコール依存は、麻薬や覚せい剤と同様の依存性の薬物の一種だと考えるべきです。またアルコール依存症は患者さん本人の意思の弱さによって起きるものではなく、依存症回復機関や医療機関で治療・回復が必要な病気であるともいえます。更にアルコール依存症は身体と心の様々な病気の原因となり得ます。肝炎や肝硬変、膵炎、生活習慣病、消化器系のがん、うつ病、不安障害、パニック障害などです。

アルコール依存症の特徴3種類

精神依存

機会飲酒といわれる、飲み会などあれば飲酒することがある状態から始まります。その後、自分から酒を買い毎日飲む習慣が付き。晩酌を始めだしてしまいます。アルコールという化学物質を定期的に体に入れる、この段階を習慣飲酒といい、すでに依存が始まっています。(精神依存そして、アルコールに対する病的に強い欲求を持つ状態になります。
この状態になると少量だけ飲むと決めていても、思っていた量よりも多く飲んでしまいます。アルコールが常に体内にある状態が続き、生体機能自体がアルコールに適応した体に変化し、アルコールが抜けてきた時に生体機能のバランスが崩れてしまい、さまざまな症状が起きることを離脱症状といいます。

身体依存

飲酒を止めたり、飲酒量を減らしたりした時に離脱症状が出現する状態です。飲酒が出来ない状態が続くと、手のふるえ、多量の発汗、高血圧、イライラ感、不安感、寝汗、微熱、不眠、震え、けいれん発作、幻覚などの症状が起こります。

耐性

お酒に強くなるいわば『お酒に耐性』ができる事です。初めて飲酒した時はアルコール一杯で酔っていたのが、耐性が出来上がり少量では酔わない状態になります。さらに、アルコール依存症は身体と心の様々な病気の原因となり得ます。肝炎や肝硬変、膵炎、生活習慣病、消化器系のがん、うつ病、不安障害、パニック障害などです。

アルコール依存が起きる精神状態

当社では今までの数百人のカウンセリングと回復経験から依存症の原因は甘えと不安と考えています。
甘え・不安は外的要因が強く家庭・生育環境が強く関わっています。甘えと不安を断ち切るためには、甘えに依存できる環境から離れる必要があります。不安を無くすためには何かを継続的に集中して行い自信をつける必要があります。

アルコール依存症には後遺症が発生する可能性があるため医療との連携が必要です。

医学モデルと社会モデル 考え方

➀医学モデル
医学モデルでは、病気やけがなどが直接障がいを引き起こすものとして理解されるため、障害への対応には医療が必要不可欠なものとされています。
人が直面する問題は、人に起因すると考え、その原因を取り除くために「治療する」「助ける」といった言動によって、その人個人もしくは家族の幸せを増進すると考えます。特にその人の問題や危機が緊急に対処を必要とするときに、この種の援助が必要です。

➁社会モデル
社会モデルでは、障がいを「環境の問題」として捉えます。「障がいが周囲の環境によって作り上げられるものとされているため、社会の環境を変えることが障がいをなくすことにつながる」との考え方がされています。
人が生きている環境の中で、人という個人はその環境や社会生活の中で営み生活し生きていると同時に、その人自身も環境に影響を与える存在として理解します。そして、その人を「助ける」「サポートする」という支援や言動をおこないます。環境を本人以外のすべてとして捉えます。

医学モデル 社会モデル
障がいとは 身体疾患や身体の変調によっておこる 社会・環境によって起こる
社会適応の手段 治療・リハビリテーション 社会・環境の改善

※ブレスコーポレーションでは社会モデルからの支援、医療機関との連携により医学モデルからの改善、医療・社会モデル双方から回復を進めていきます。

当社のアルコール依存症から脱却するため
具体的取組み

ブレスコーポレーションでは医療と連携し脳科学を取り入れることで、心理療法の効果を最大限に引き出します。
当施設が提供する依存症回復の向けたプログラムは、プログラムの進捗毎に精神状態を測定し、可視化した結果で本人・ご家族と効果を確認しながら、ゴールを目指していきます。ブレスコーポレーションでは社会での自立、就労までをゴールと考えたものを目標設定し、目標達成を支援いたします。成果は最短6ヶ月で出しています。

・メンタルチェックにより可視化したデータを元にTMS治療など最新医療や脳科学を取り入れた回復プログラムを構成

・クリニックなど、提携先専門医療機関の受診

・定期的なカウンセリング

・心理プログラム(適応力養成プログラム、VRプログラム、マインドフルネス、自律訓練法、知的欲求の強化)

・運動プログラム(フィットネス・ヨガ・空手道)

・就労支援(性格分析、適職診断、企業見学、企業研修、各種資格取得、パソコン検定履歴書作成、面接ロールプレイング、定着支援)

参考:https://bless-help.jp/ttreatment/

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